小学生の時、毎日が物凄く暇で、
限られた場所の中で限られたモノだけで、自分なりに妥協の楽しさを見つけさせようとする学童が嫌いだった。
学童はマックスで3年間いれるけど、ひなたは3年間いた。地獄だったと思う
だから、2011年にきた大地震は、来た瞬間つまらない日常が変わるんだ!とおもって嬉しくて、アトラクションみたいに揺れる学童の部屋の上を走って、友達のところに行った
「●●ちゃんも部屋の中いたんだね!地震すごいね」
って言ったら先生に超叱られた
先生も焦ってたんだと思う。それでお家に帰って、棚が沢山崩れてるのを見たりテレビのニュースで津波が出てきて、色んな人が亡くなったりしてるのをみて、事の重大さを知った
悲惨な出来事だと知らないままだったから、あの時は浮かれてたの
神様がひなたをつまらない日常から連れ出してくれたんだと思った
学童がない日もひなたは毎日退屈で、小学二年生の時、限界だと思って自転車で知らない街まで行くことにしたの
そしたら偶然家族にばったり会っちゃって、超怒られちゃったの
子供が勝手に遠い街に来てたらそりゃ怒るよなと思うけど、そのとき「勝手に遠くに行くのは悪いことなんだ!」って物分りよく理解してたら、抜け殻みたいな人間になっていたような気がするよ
その後も知らないアパートのハシゴを登ったり、建物の屋根の上渡ったり、秘密基地作ったりしたけど、
遠くに一緒に行くような友達は出来ないまま大きくなって、自転車でいつも遠いところに走ってた
でも、自分が遠いと思っていた所は自分が電車に乗っていつも行っていた場所で、家からせいぜい5駅ぐらい離れたところだった
街に出ても特にやりたいことも無く面白いものもなくて退屈だったよ
中学に上がっても高校に入ってもおなじだったの
14歳になれば妖精が出てきてなにか変わると思ってたの、プリキュアとかになれたらよかったのにとおもうの
なれなかったけど!
今も楽しくなりたくてしょうがないよ
自分でしか自分を楽しませられないよ
お金でどうにかなるわけがないよ
みんなで楽しくなりませんか♬ちょっとお誘いです♬
おやすみBGM♬
名前をつけてやる/スピッツ